2019年6月2日

信仰と疑い

自分が信じたいものを信じている人は宗教的思考(信仰)をもっているといえるが、彼らは確証偏見にあうよう現実を歪め捉えるので、結果は往々にして予想外になる。しかし信仰が現実と不一致になるほど、信仰は確証偏見に近い部分に集中する。
 これに対し科学的思考(疑い)をもつ人は確証偏見を含むあらゆる偏見を排し、自分の思考を固定せず、絶えず変化しながら異なる面をみせる現実分析に使うので、様々な考え方から自由に思慮できる。疑いからみれば反証性や、信念に反する事実はいずれも好ましい成果なので、より思考を深めたり、真理を詳しく見直す結果になる。