鈴木雄介ブログ
2015年12月3日
生
いつしか君はいうだろう
われわれの前に並んでいた波のねも
消えうせる身のやり場のない困りも
星々のあいまでみた一瞬の夢だったと
いつしか君はみるだろう
解き放たれたときに
いつしか君はみるだろう
悲しみに打ちひしがれたときに
いつしか君はきくだろう
ねがうだろう
われわれの上に輝いている光のなか
すぎていく時代のうちに病みつかれ
あさやけをまちながら遠く潮騒を知る
いつしか君は起きるのだ
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