鈴木雄介ブログ
2015年6月22日
海原
世界に君が現れたことは奇跡
途中で何度もふみあやまって
手つかずの原因不明な混乱の中
手繰り寄せた存在は零
夢想した通りの現実の筈が
薄汚い人間に触れて僕は立ち往生した
手繰り寄せた存在は嘘
ある筈の美はただの空想だった
一瞬でも林が囁くあいま
通り雨が梅雨空を覆って
けがれた地上を洗い流す
手繰り寄せた真実はから
あらわれた筈の女神も夢幻で
再び大海原に雲散霧消していく
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