ひだまり

ことばはどれも
こぼれおちながら
ひとりになってしまった
ことばがどれも
まいおちつつも
ひとりきりになってしまった
とうのむかしにとおりすぎ
もうわすれていた
わかりきったひなたのこごえ
きみはちいさなてをさしだし
もうわすれていた
たったひとつのおもいでにふれた
もうわすれたとばかり
おもいこんでしまっていたひだまり