鈴木雄介ブログ
2010年10月3日
月あかりの夜に
梢が揺れ動く鳥鳥鳥の鳴き声
いつかの調べだったかそれは
遠くこだまして
ポッケに入り込んだ
雨足は強まり夜を越えるだろう
そらなかで走っている風風風のうた
いつのまにか落ちてしまった紅い葉が
アスファルトをくれないに染め上げたあとで
走り去っていくこの自転車は
空気を吸い込んでまた吐き出す
そらの中で
まもなく雨はやみ
宇宙からふりそそぐ光の粒がみえるはず
だれもにのべられていた
見えるはずのない幾つもの瞬き
私達をみおろした星屑の踊り
自分さえなくなる月あかりの夜に
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