現代演劇だってこと
僕らは小さな頃から
この下らない世の中を
散々魅せられてる
それはテレビであり
学校と家庭であり
社会や職場であり
国際と国連とほかは
どうでもいい宇宙だ
小さな子供は親の罪の為
無理に産まされて
地獄みたいなこの世で死ぬ迄
馬車馬みたく働かせられ
引きこもりを馬鹿にする
出づっぱりの集団へ囲われる
そいつらは全く頭がなく
とにかく金儲けと繁殖
もう飽き飽きだ
君はあの雑魚な子供を見放す
そいつらは親と同レベルの
救い難い黄金虫なので
僕らは殆ど絶望の中で生まれ
理解どころか知能もない親と
どうでもいい位の期間を
適当な教育で肯われて
泣きながら産まされ死ぬのだったな
それでも猿は似た様な
どうでもいい発情期をくりかえす
どこまで進んでも罪業の中
僕らは旅先の茶店で
つまんないきび団子を片手に
はるかな山々をみわたすが
それは只の偶然の見通し
結局ここは果てしない世界で
どこへ歩んで行っても同じ
つまり極東の孤島で
僕らは逃げ場がないってこと
結論からいえばそれが
大宇宙の隅っこで生まれた
小さな少年の夢