世界は無限に広いのか
何れにしても私達は屍になる
だからどこ迄も旅する事はできない
我々は小さな星に生まれて
遠い宇宙を夢見る
潮騒の音と波の贈ってくれる
いつも通りの水色の空を僕は
その宇宙の中の小さな体の
呼吸を通して身に修める
だからどうというでもないが
その小さな詩はこの
無限大に広い世界の隅っこで
とても小さな声で語られたもの
だれもそれを聴き分けられないくらい
とても果てしなく微かなもの
僕はその小さな響きが語られた
島国のそのまた隅でこの宇宙が
果てしなく広がりだれもが
綺麗な世界を夢見るのを見る
僕は潮風になり町を見るのだ