鈴木雄介ブログ
2007年6月28日
理性と本能の違い
地上の生命体は利己心をもつ。その悪徳の限りなさを悟るなら、形而上神格以外を信念してはならない。動物の特性とは悉く醜態と呼ばれる。慈善その極度の殉死ですら生存本能のdynamisとしてしか定義されないだろう。
何れ君の行動制約を文明流への適応に結びつける徳なるものとは本能の破格を旨とした文化的工夫だろう。為らば生命体なるものに究極の慈悲はないし、それに類いしたagapeを感けさせる諸々は飽く迄知能の成熟に従って醸成される醍醐の欠片というに過ぎない。
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