鈴木雄介ブログ
2007年3月3日
文芸論
文芸における音形は意味の媒介であり、目的形ではない。音の美術は音楽に於いてのみ本来の威力を発想しうる。文面であれ口語であれ、発音とは限定された基準音階にすぎないから。
文芸において意味こそが最終の抽象でなければならない。理想美の意味が解明される経過にしか文芸の定義はない。であればこそ、文芸は語属を離れた普遍の遊技だったろう。
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