鈴木雄介ブログ
2006年10月21日
積極的なウィトゲンシュタイン理解
言葉で語りえぬものは言語の巧みが拙劣である一事に原因する。だからウィトゲンシュタインが沈黙を主張したのは言語固有の限界、指示の無形的差延を指し示す一方で、彼の文芸的な無才をも実証している。なべて言語表現しえない観念はそもそもわれわれの思索の範囲にはない。哲学の命題は概念の整理にある。
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