鈴木雄介ブログ
2005年11月27日
理念としての建物
サヴォワ邸が理念である如く、ファーンズワース邸は空間に翻訳された近代の理念だ。それは普遍的な箱であり、地上から切り離され宇宙空間に解き放たれた人間のすみかなのだ。現代の我々が未来に具象するどんな建築芸術も、ただ理念としてはこれを一つの基点にするだろう。計画に組する極度の単純さ。尤も技術は益々高度になり、生活の次元は引き上げられ続けよう。
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