愚かな人はつぎつぎ問題を起こし、絶えず他人に迷惑をかけ続ける。そのうえ他人が問題解決に助け舟をだし世話をしてあげても大抵のとき感謝せず、逆恨みすらする。
愚者とつきあったり関わったりすることは、ほぼ確実にこういった被害を受けることに等しい。
愚者は肩書で賢愚が測れると考えている。彼らは肩書と知能に差があること、また、肩書で測れない知能があることに無知である。
悪人は愚者の一種だが、意図的に迷惑をまきちらしたり、悪意で他人を差別するため肩書を乱用したりする。そしてそういった悪人が愚者には、単に狡猾なだけで、賢者の一種に見える。愚者には邪知と英知の違いが分からないのである。