鈴木雄介ブログ
2020年12月26日
自由のともし火
われらは音を奏でる
人の声の届かないどこかで
凍え死にそうなあなたに
既に聞こえないあの歌を
われらは夢を継ぎゆく
命のかけらも失われそうな地上で
耐え難い絶望のさなかに
今も踏み続けるあの韻を
われらの身元に降り注ぐ
もう月明かりと共に
消えてしまいそうな自由を
神の心をかき乱す
だれ一人もいなくなった世界で
ともし続けるこの火を
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