鈴木雄介ブログ
2019年3月25日
色彩
時は残酷にすぎさり
君は老いぼれ消えていく
だが僕だけはそれをみて嘆きもせず
ただ心の中を見つめ続けるだろう
誰からも知られないところで泣きはらし
生まれきたことさえうらんでいた君が
この世に少しの希望をもてるまで
自分があらゆる努力をするとして
時の変遷は止まらず
人の肉は土に還る
だが僕だけは君の死までを看取り
少しもこの手を離さず
たとえ君が命の意味を楽しめなくとも
この世を色とりどりに染め続けるだろう
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