鈴木雄介ブログ
2015年10月12日
宗教学
人が動物と同じ様なのだ、と知る事は、ヘブライズムの信念をすりこまれた人達以外には2通りの意味をもつ。1. 安心、2. 侮蔑。仏教をはじめ諸動物に人と同じ様な生態的地位を認めていた信仰を背後にもつ人達は、動物的な生殖過程に軽蔑の念と、性愛というその美化の両方を認める。しかし、我々にとって重要なのは、慈悲や博愛はこれらとは違う性質である事だ。アガペーは人らしさの特性であって、その理想化が神あるいは仏という完成された人格性を想定させていた。
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