鈴木雄介ブログ
2015年10月6日
詩学
偉大な精神は煩瑣を嫌い、猥雑な精神は冗長を好む。混乱した理性は複雑を愛し、整理された理性は単純を愛する。深淵な事を端的に示す才能が、賢さである。アリストテレスは長い詩劇を短いものより評価していたが、それはこれらの点から誤りだ。詩劇にとって最適な長さは、それが立派なほど短くなる。実際、時間の短縮によるある理念の比喩的伝達が詩劇の合目的性である。
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