鈴木雄介ブログ
2015年8月28日
旅
丁寧に描いたどんな絵も
気づけばなくなるものなら
このよはどこもそうだろう
とわに残せる傑作は自然の内になく
宇宙の外のたなごころのみ
まじめに働いた誰もがみな
悟った仏のごとき人なら
このよはすでにあのよだろう
とわに残せる落し子は世界の内になく
宇宙の外の神の言葉のみ
とわに信じる思いでさえも我が身と共に
旅人の枕詞となりはててしまう
始めにうまれた誰独りとして
いきつくはてをしらないこの旅に
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