鈴木雄介ブログ
2013年10月8日
宝物
とてもちいさな暗がりから
こぼれおちた真実をとって
とてもちいさな脱出口を抜け
なにも見えないほど広い部屋へ出る
とてもちいさなこころのなかに
たずねられた一瞬をしって
とてもちいさな社会を出ては
たしかなはずのうら寒い星を眺める
なにもしらないあなたでさえ
かなしみのうちにちぢこまって
なにもしらない世界のうえ
いつもの様な手にあまる海をわたる
なにもしらない地上にいて
みつけるはずのその宝物は真実
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