鈴木雄介ブログ
2010年8月18日
虹の出た橋
底しれぬ大土は
よをなでる風をとかし
まきもどる間に
涙をかくしてしまう
誰かが呼んだ
かも分からない雨が
とおりすぎてみたら
虹の出た橋をくぐる
大袈裟に振る舞う
雲のお布施を囲う
旅人らは日暮れ前
あの海峡をこえる
ちびいぬが走り回る
田ん圃のふちに咲く
野菊は姫紫苑と名づけられ
なくなりゆく空き地を逐われる
東京に住んでる
どうでもいい人がもつ
駐車場は昔
殿様ばったを住まわせていた
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