鈴木雄介ブログ
2010年1月27日
武蔵野
僕はガヤガヤと煩い
その通りの小さな席で喋る
気色わるい小人どもの声を分析する
中身はなにもない
喋ることはみんな悪徳の証明書だ
僕は昔ここで見た
何もなかった頃の武蔵野が
最も記憶に焼き付いている
そこは見渡す限り広がった野原だった
艸茫々の
そこにはぽっかりと青白い満月が架かっていた
僕にはその川の奏でる同じ声が聞こえる
僕にはその流れが歌う変わらない匂いを思い出せる
いまとなっては
奈良から出てきた極悪侵略犯がよごし散らす地獄だ
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