鈴木雄介ブログ
2008年9月29日
社会学
方言辞典を編集することを通じて少数民族語に託された古代の知恵や感覚を保存し維持して行く事は、将来に渡って風土適応の知識を渇らさない為にも単なる好奇心の命題ばかりではない。日本民族における沖縄文化、アイヌ文化、或いは隼人や蝦夷の文化を慎重に掘り下げて行けば、文化人類学を通じて我々自身の価値観の根っこを様々に探り得るだろう。
国際化に当たっては自認を益々必要とするとあって、我々自身の由来を十分に知らない根なし草は却って閉鎖した人種差別、自民族中心思想に知らずしらず陥るものである。
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