鈴木雄介ブログ
2006年1月15日
数学
数学は研究の感覚を磨く最適の領域だろう。誰もいない地底迷宮も世界中を瞬く間にめぐる便利至極な航空路もある。一生と研究に費やせる時間とを兼ね合わせ、自ら決心した信じる最良の道筋を辿る。成功なら数学史が応える。失敗なら人の一生は消散する。まるで思考というギャンブルのようだ。確率論研究者もこのルーレット上に遊ぶ小さな球の運命から例外に漏れない。
尤も、大半の学者は実際にはこれに畏れおののいて逃避的教育者の地位に逃れる。
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