2014年12月29日

説教

相手が閉口するまで説教せよ。

2014年12月28日

詩学

科学は詩心の敵である。

ポプリ

おともなくポプリの木々と花きられ香りのみのこし夢を語れり

歴史

歴史を欺く者は存在しえない。
 極悪人は他人を謗るのを趣味にしており、共に暮らせば不幸を避けられない。
 貴人を謗る者は自らを卑しめる。貴人の住処を罵る者は、ますます卑屈になるだろう。
 政治は民衆の程度にあわせてしか行えないので、愚民が多いほど政治は過酷となり民衆自身も苦しむ。

2014年12月27日

権力

悪しき権力は腐敗しやすく、ほろびるのも速い。

農林水産国家産業化

イギリスの先例に倣い、かつWTOの農業保護指標に習い日本政府は農家と漁業者そして林業者へ直接資本を支払い国家公務員化を推進し、抜本的な農林水産保護政策により国内同産業を完全な輸出産業にするまで育成しなければならない。その理由としてアメリカは日本農業を破壊する事で得られる利益が僅少なばかりか、寧ろ日本の工業による被害をうける点では対日TPPは望ましくない。アメリカやオーストラリア等の諸国にとって、対日農業についても同様なのである。さらに、ナショナルミニマム政策すなわち最低限度食糧保障政策によって、島国の日本は自ら最低限度以上の自給率をもたねばならず、目標値は自給率100%以上でなければならない。この為、本州における農業大県である茨城県並びに、自給率の高い東北地方と北海道を率先し、重点的に上記の保護対象としなければならない。

冬の埋葬

私の好きな冬のおわる前に
大切なひとことをもとめよう
物事は巡りつづけて
元通りになりそうもない
正しい心の為に
正しい道のりの為
あなたは夜の間にねむり
いつか手に入れようとしたものを探す
時間の問題だ
時間が消えてしまう為に
夜は深すぎ
その森は濃くなった
冬の中で死んでいくあらゆる言葉が
埋葬された朝を手繰り寄せていく

2014年12月26日

北斗七星

まよなかに空に浮かべる北斗七星われの見る間もその間なくとも
三日月は七色の空に浮かびけり海から立つ雲その背景として
あの空に浮かぶかんざし三日月夜クリスマスの町冬の香をして

2014年12月25日

柚子

柚子の色お風呂に浮かび戯れる
柚子の香よ庭に咲きたり風呂の中
柚子湯中われと自然の浮かびけり

2014年12月24日

あかり

あなたはなくなったものをとりもどそうと
ことばにできないひらめきをもろてに
くるくるとおちてきたひまわりの花
あまたのかんざしかざあまがわ
はじめもあともしらない
のこったひとときの目まい
あなたのおもいはまぎれた白砂しらさご
ときの流れつつあるみぎり
とかくこの世は住みづらい
はじめもあともなく
であったはじめのひと
ひとり悔やんでもおそく
ひとごみにまぎれきえた
あなたののこしたくるまのあかり

2014年12月22日

余分

真理を非難するものは自ら虚偽を信じる結果になる。
 悪い仲間は、どこの国、どの時代でもやはり不幸を彼ら自身にもたらす。
 善行をする者は幸福を集め、この余分を他人に配るほど自らの幸も増大する。
 無駄に他人を中傷する事は、己の品位を下げる効果しかない。

遅速

他人の苦労を見るのが最もよい苦労である。人から遅れて行くがいい。

2014年12月21日

昔平和だったころ
宇宙には何もなかった
あるものができてからというもの
退屈で取るに足らない今がきた
元通りになる様
音もしない路地を歩き回り
この星に辿り着いてからなんなりと
絶対的な理想を追い求めては逃した
美も空転している現象なら
あなたといえどもそうだろう
生まれついてからの出来事が
何もない地上に光として刻まれ
絶対的な仕えるべき主など皆無で
まるで目的のない朴念仁と同じなのだ

2014年12月19日

窓の外見れば積もりし雪の時白し

2014年12月18日

民族

日本人はおもに縄文(ハプログループN)と弥生(ハプログループD)の混血集団であった。又、長い間の孤立した進化による地上で最もネオテニー化した民族だった。セロトニントランスポーター不足の日本人一般の脳傾向は、儒教という支配・隷属の関係に適応的だった。
 縄文はお人好し行動をし易く、弥生は意地悪行動をし易い。この傾向は遺伝・文化・環境の3つの側面をもつ。縄文は茨城や青森、弥生は京都や山口にその傾向を累積しているかもしれない。その民族性一般は縄文が利他、弥生が利己である為、縄文に適切な対応は褒章か忠告、弥生へは逮捕か懲罰である。

協調

人種や民族が異なるヒトへの協調が、利己心という悪の原因を抑制する。資本主義は、この協調性とは別の行動であるべきである。

2014年12月17日

金利

金は人を不幸にする為の道具だ。労働は人を不幸にする作業だ。人より金がないことは幸せなことであり、人より労働していないことは貴さのあかしなのだ。
 悪事をしなければ、税金がかけられることはない。税は悪を減らす為に取るものだ。

2014年12月15日

原発フロート構造

日本の200海里水域に原発メガフロート、即ち原子力発電船を複数建造し、電力の安定供給に努める事ができよう。

未来

今も未来の歴史である。

義務

義務を果たすことは、最大の快でもある。

2014年12月14日

竜神橋

竜神橋たちのぼりけり青空に
竜神のたちのぼりけり青空に
竜神橋見渡す限り鎮まりし

2014年12月13日

有閑層

有閑階級が文化を発達させる。商業階級は文化を浸透させることしかない。被雇用者が多数派だからといってみなを被雇用者にするべきではない。
 未来に従うほど人類は労働から解放されるので、ニートの貴族性は迫害されるべきものではない。ニートは有閑層と呼ばれるべき存在であり、主として自発的なサボタージュによる賃上げ闘争によって労働市場の労働価値を引き上げその待遇改善への努力によって、雇用上の効用をも調整する。更に、その費用は家計単位であるから、経済上の優れた消費効果を持つ。

統計学

個別事象は集合事象ではない。例:ある東京人が親切だからといって、東京人一般が必ずしも親切ではない。
 日本語の集合名詞・一般名詞・個別名詞は区別されないので混乱が生じる。例:東京人達・東京人一般・ある東京人
 日本語における厳密な集合の議論の際には、冠詞をつけるべきである。例:a=ある s=達 the=一般

再生

もし僕らの望んだ未来が来なかったとして
望みそのものがなくなった訳ではない
この町に託されたみなも理想で
全宇宙の皇帝も教皇も帝王も天皇も
願い事の半分も叶えられない
当たり前に絶望したその場で蹲り
あなたは夢とは何かを語ろうとした
死んだつもりで再生し
もし僕らの目指した場所がここだったとして
芸術の一つもできないという事はない
この生と希望が約束するから
あなたは誰より素晴らしい仕草で
この星に常なき時を過ごそうという
深夜の月と海面の煌めきに照らされて

真空

留まっている真空
海、淀みつつ願った
空に融けなくなった
願望の消える一瞬や眠り

偽り

僕が君に会えた奇跡は絶対
楽しみだとか悲しみだとか他
どんな困難だってこえて
言葉からこぼれた永遠
愛は嘘だと恋は動物の性欲だと
冷めて冷えて僕らは現世を憎んだ
僕が君を探り当てた瞬間はたまたま
嬉しさだとか憤りだとか他
夢が嘘だと未来は唯の妄想だと
考え悩んで僕らは生命を恨んだ
もし子供にもどれたら繰り返す今を
袂に手繰り寄せて
希望を全力で唱えていた聖者が偽善者だと
僕らは今の今まで偽りの現代に生きていた

2014年12月12日

貞操と恋愛

貞操観念が前提にあるからこそ性愛は恋愛になる。貞操のない性愛は売春に過ぎない。純粋な愛を期待するからこそ恋愛情緒になるのであって、性愛に性欲しかなければ売春と変わらない。

2014年12月11日

理想の優先度

優先度順に、善貧>善富>悪貧>悪富が宗教の理想。善富>悪富>善貧>悪貧が商売の理想。善富>善貧>悪富>悪貧が福祉の理想。福祉の理想は人口増加率が善人側に高くなるので、最善の体制である。

政治哲学

安定した中産階級が、地域の幸福度を上げる。国民の幸福を目指す国家は安定した中産層を維持するよう努めねばならない。

趣味性

専門性と、一般性の中庸を趣味性とする。専門は環境適応、一般は変化適応を意味し、趣味性は両者を兼ね状況適応を意味する。

自由福祉主義

自由主義と福祉主義の中間を自由福祉主義と呼ぶ。これは自由市場を尊重しつつ、制動的に福祉重視の社会保障を行うものである。
 また、自由主義と資本主義の中間を新自由主義と呼び、推進的に市場放任を重視し政府の役割並びに福祉政策を夜警程度に小さくする事となる。
 現代の日本に於いて二大政党が考えるべきはこの2つの推進・制動力各々の役割分担である。

2014年12月10日

知の有無

無知におごるなかれ、知識におごるなかれ。

少数言語価値

すべての少数言語が、それ自体の希少性の故に尊ばれるべきであって、多数派の言語は寧ろ価値が低いものですらある。
 当時の標準語は未来の標準語とは限らない。多数派言語についても、多数派の文体や口語表現についても同様。

哲学の教育

人口の多い低所得層の善を鍛えることが望ましいかぎり、低所得者らへ優先して哲学の習慣を与えるべきである。哲学の習慣とは、自ら善悪の判断について考え直す事である。哲学は最良の教育だ。
 低所得層の子供に、絵本、紙芝居、漫画、物語、小説、アニメ、ゲーム等で善悪の戦いの場面を繰り返し見せる事でこれらの初歩は部分的に代替できるだろう。

勧善懲悪と解脱

勧善懲悪は、解脱より優れた態度である。前者は善人を増加させ悪人を減らすが、後者は善人を減らして悪人の余地を与えてしまうから。

尊卑

卑しい人間と関わるだけ卑しくなる。尊い人間と関わるだけ尊くなる。

2014年12月9日

砂上の楼閣

イデオロギーは砂上の楼閣である。いかなる政治思想も、どの確信も進歩も、保守という溺れる者の藁となり、やがて沈没して行く。イデオロギーは常に再生していないと幻想性を保てず、政治哲学の幻想性を担保として繁殖して行く。
 尊王思想は有力なイデオロギーとして現代に現役だが、やがて将軍絶対王政と同様に費えて行くだろう。

学歴

学歴というのは庶民が出世する目的でつけたもの故、新興階級の目安ともいえる。これに比して品位は学歴自体では保障されない。
 学問とは他者の経験であり、自己の経験の不足を補える。他者に伝えねばならない経験をした者が記録を残し、それが学問となる。知恵とは、哲学の本質を意味している。

2014年12月8日

偏見と正見

同調してくれる愚者より批判してくれる賢者の方が、より偏見から遠ざかっている。

保守

保守主義とは、溺れつつある既得権益の掴もうとする藁である。それは失われ行く既得権益が掴もうと縋った藁であり、溺れる既得権益は保守をも掴むが、虚しく溺れ時代の藻屑となって行く。

魂の時間

人間の魂は数千年を軽く超えて復讐する。言葉は肉体の一生を超えて、無限の未来に残って行く。肉体の事に気をとられ魂を軽んじるものは永遠より一瞬を重視しているに過ぎない。

2014年12月7日

市までの車道

僕らは幻想の中に生きて死ぬ
さも万物は当たり前
まるで宇宙全体が仕組まれた機械
市までの車道に引かれた白線
僕らは夢中に生きて死ぬ
さも全員が特攻隊
市までの車道は光で満たされ
大空から原因の説明がある
死ぬ瞬間まで導かれた宿命として
日立の海上を走る車が見た鴎
僕らは生まれて間もなくシャボン玉に融け
さも予定された瞬間に水色の海は語る
潮騒の香りは町中を満たし
市までの車道を光の列が走っていく

水色の空気

朝巡り来て音静か秋の日に花園の清ら水の流れる
ひたひたと雫の垂れて紅葉濡らす
太平洋はるかに見据えわが市に水色の空気時を浸せる
朝な夕な鳥達と生徒吟いけり磯原の月に星と巡れり
いつうらの岩礁に響く浪の音

幸不幸のエントロピー

不幸な者は、外部に不幸を撒き散らす。不幸のエントロピーを増大させるのが不幸者である。対して幸福者はネゲントロピーとして、外部経済を生み出す。

2014年12月6日

社会学仮説

少なくとも日本において美男性と、金持ち意欲は反比例すると思われ、両立はほぼない。

紅葉

紅葉散り川に浸され色静か
紅葉散り花園川の色静か
紅葉から移り変われる海の静けさ

2014年12月5日

想い

私達が死んでいく間に
ぽろぽろと零れ落ちた
月、星、夢、あるいは
外に紛れてしまった闇
私達の目の前にある世界に
一つたりとも真実がなくて
躓きながら歩き続けた夜
心に隠された想いは
貴方の信じていたどんな魔法でさえ
私の手の平に残された理想に
さも万物が無で
生まれてきた事もなかったみたいに
一つたりとも叶えきれなかった
心の底に眠っている想いは

政治学

独裁者は己のために政治をするもので、王は民のために政治をするものである。
 人助けの連鎖社会が天国であり、人殺しの連鎖社会が地獄である。利他性は天国の為に存在する適性である。

適材適所

人にはおのおの適切な場所を占めさせるべし。適材適所というように、労働に向いている人が労働をするべきである。

個別介護補助論

介護職員個別補償制度により、介護職の人々を待遇改善しなければならない。また、政府は施設側に補助金を支払うのではなく、個々の介護職員か介護士に直接補助が行われるのでなければならない。
 介護職最低賃金補償制度を設けて外国人職員含め介護職の給与を適正にしなければならない。高等介護士等の新資格を増設し、倫理教育を徹底させて更に、介護士達の人格形成を促進しなければならない。

2014年12月2日

社会学

資本主義を左、原理主義を右、福祉主義を中と定義すると、自由主義は中道左派、共産主義は中道右派である。社会民主主義は右派よりの中道右派であり、民主社会主義は左派よりの中道右派である。

2つの業

自然界の業は自然法則であり、人間界の業は道徳法則。自然は因果関係、人間は因果応報を持つ。

目的の行動

思考はそれ自体が目的の行動であり、行動は思考に仕える。行動の為に思考する者は愚かで、獣に近い。愚痴と知恵を見分けるには、哲学的に考える習慣を身に着けるべきである。知恵ある者は経済的である。

人は己のみにて生きるにあらず。