不幸な時代しか作れなかった人々は、寿命や死で世代交代の役に立つ。不徳な人々は世の悪例であり、何が誤った行いか教える為のピエロである。
全ての世代はなんらかの点でこのたぐいの失敗を含んでいる。実証史を小説と分けて学ばない者は、自ら前世代と同じ過ちをくり返すばかりか、必然に社会を進歩させることができない。 温故知新を軽くみて何か立派な功績を成せると信じる愚者は、自分が先祖と同じ遺伝子からできていると知らない。