2026年2月18日

声

あらゆる秩序も壊され
のこるのはくだらないざれごとで
結局は元の木阿弥(モクアミ)だとしても

或いはこの世界線で君のつくどんな嘘も
隠し通す本音(ホンね)ですらも
この混乱した世界につかのま収束した嘆息(タンソク)で
もはやそこにしか救いはなくとも

なお僕が愛することのできるのも
やはりその声だった

虚偽ですら包み込んで続く
大昔から変わることない真実として
さも君との思い出だけが消えない日記の様に
軌跡の断片になりながら永遠(とわ)を語りつぐ

この空に浮かぶ雲のすきまから木洩(こも)れる
あらゆる希望の欠片(かけら)の様に