僕の世界には誰も愛すべき人が現れなかった
それは誰もが汚れていたからだ
それでもう絶望のあまり
僕は空を仰いだ
神々は言った
あなたには定めがあるのです
もしあなたがいなくなれば
一体だれが清らかでありえましょう
けど同類のいない僕にはもう希望がないので
ただひたすら空を仰ぐことしかできない
でもその様に生きることを託された人には
この世をこえた美しさがわかる
あなたの存在だけがそれに値するとは
奇跡でなければただの嘘だ
僕の心があまりに寂しく孤独なために
憐んだ神々のひとりが与えた幻
その空に映る姿がどれほどまばゆくとも
やはり僕には愛する人が現れたのだから