2024年5月14日

構造的な地獄

僕にはこんな地獄に生まれたことが信じられない。日本は正真正銘の地獄だった。そんなことだとはじめから知っていても、果たして避けられただろうか?
 そんなことだとはじめからしっていたら、だれもこんな島に生まれてこなかったろうと思う。一度生まれてしまったからには、生涯、どうしようもない悪魔らに囲まれ、奴らとの戦いを余儀なくされる。嫌々ながら。ただその様な拷問が延々続くのだ。そしてしぬ。事実上、悪魔のラスボスの天皇にむさぼられ殺されることになる。それが日本国というただの地獄だった。
 この様な地獄を作った天皇と称する悪魔の一味は、ただの馬鹿なのだろう。彼らは人種差別主義者で、神道というその教義によって民衆の奴隷化をはかり今に至る。だが、一体そんな連中になんの尊厳があるだろう。実に間抜けな話だ。やはりこの島に耐えられるのは、信じ難い馬鹿か、下賎な生物かいづれかだけだ。まともな理性があればすぐにでも逃げ出す筈だ。既に利口な人々は逃げ出してしまったあとなのだろう。
 だがどこへ?
 地上を埋め尽くし、果てまで悪意で染めている人類という陸でもない生物らに、何一つ期待できないのだろう。僕はなんとかこの世界から救済されたいと願う。だが、それは殆ど叶わぬ願いだ。なぜなら、我々はこの地獄へ構造的に閉じ込められ、にげだせないからだ。