直感は我らをよりよく導く手綱である。理知は我らを欺くが、直感は感覚、本能、感情をまとめあわせ、真理に直接気づかせる。理知は後天的に鍛えられ、教育なる洗脳を散々施した後づけの偏見を語るが、直感は美の女神にいざなわれるよう何の曇りもなく生まれつきの真実に至らせる。直感は理知の主である。
理知は直感の導きを後追いする従者で、真実に言い訳をし人々が誰でも着いてこれるよう、森の道端のそこかしこで枝を折っていく。だが理知の言い訳は余りに長ったらしく、余りに説明的かつ冗長なので、大半の人々は長帳場に耐えきれず、講義に飽き出て行ってしまう。一般の学者が世事に疎いのはこの為だ。