鈴木雄介ブログ
2020年9月22日
月明かり
もしあなたの存在がなければ
自分の上にどんな不都合があったか気づかず
大地の下に埋まったまま
われらは孤独に甘んじていたろう
永遠に気づかない小さな隙間におちて
われらは嘘の様に消えてしまったろう
単にあなたの存在だけが自分には必要で
もしそれが消えてしまえば
この宇宙にどんな目的もなく
永久に川を流れる笹舟の上で
あなたの為に便りを書いて月に送ったのだろう
既に誰もいなくなった大海原の真ん中で
ただあなただけが輝き
自分は無目的だったのだろう
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