『2020年03月05日、立憲民主党・枝野幸男党首会見』をみたが、21:06~25:00の枝野氏の発狂というか発奮が、彼の人格の重要な欠点を露わにしているので、有権者は注目する必要がある。
ここで枝野氏はNHKでデマ拡散した過去を、感情を露わにしながら詭弁で隠蔽しようとしている。
彼の会見を福島原発ごく近隣の一被災者として、私はあの恐ろしい余震(数分ごとに続く震度6以上のもの)の中で固唾を呑んでみていたわけだが、彼は官房長官として会見で
「福島原発は安全です」「爆発していません」
云々と繰り返し連呼していた。
この後、枝野氏は反省するどころか開き直り、
「断じてデマを飛ばしていません」
云々と、様々な場所で強弁に耽っていた。当時の官邸側の情報を精確無比に伝えていたといいたいのだろうが、それは動機で、結果からみれば福島原発安全デマ拡散の代表者が彼といってもいいのが公然たる歴史的事実である。
すなわち今回の枝野会見からわかるのは、彼が「合理化の強弁に耽りがちで、根本的な誠実性に欠いている」という点だ。しかも公務の落ち度について当人にとって不都合な点を指摘されたとき、真摯に反省するより感情を露わに自己弁護したり、詭弁が先立つ癖も明らかである。
質問した自由記者の質疑内容も、安倍晋三氏の不誠実さと枝野氏のそれとをズバリと射抜いた比較なわけだが、確かに、枝野氏も安倍氏よりはましかもしれないにしても、別の種類の不誠実さ、公益より自己愛を優先させる公人としての精神的弱さが、今回の会見ではありありとみてとれる。
合理化、言い訳の内容も、震災時に官邸内の周りで頑張っていた人達との比較、という建前をとっているが、恐らく当人が「枝野寝ろ」といわれていたよう必死で公務に限界を尽くしていた誇りの投影である。記者は周りの人達の働きを侮辱などしていない、枝野氏の結果的デマ飛ばしを指摘したにすぎない。
枝野氏が人格的により優れているか、科学的・論理的思考力があれば、ここで
「当時の官邸で東電から手に入った限りの情報は誠実に国民の皆さんにお伝えしていたが、結果をみれば、東電から渡された情報に東電側の不備があり、官邸側の原子力工学専門家の能力にも欠如があり、不正確な情報になった。
その点については矢面に立った当時の官邸の広報マンとして思う事がないわけではないが、当時とりうる最善策を全力で遂行していた事は天地神明に誓えるので、ご容赦いただきたい。
今後は東電など私企業の情報はそうと断りを入れ、官邸側の専門家の学術水準にも事前に十二分に気を配るつもりです。
また東電についてはベントや現場状況について決定的情報を隠していた、又は伝え損なっていた点は元官邸の一員としてもなんら弁護できないので、政権交代後は然るべき立法措置の元、同様の事態が起きぬよう対策を打つ。また東電本社についてもJCO事故を参考に行政の手で起訴し、解体するつもりである」
などと弁明すれば、少なくとも有権者としては彼が善意の動機に基づいて言行していたのは分かる範囲なのだから、東電による致命事故に至りうる可能性の情報隠蔽という不作為のため結果がデマ飛ばしだったとしても、彼を情状酌量しうるというものだ。だが彼にそれほどの言語流暢性も、知恵も勇気もない。
このため彼は幼稚な言い訳に終始するだけでなく、逆上気味に周囲の官吏擁護へ論理をすりかえる意味不明な詭弁で、どうみても愚鈍な性格を露わにしてしまっている。
安倍氏もしばしば感情的に
「こんな人達に負けるわけにはいかないんです」「日教組」「早く質問しろよ」
云々、誠実さと全体公僕たる資質に欠く言動がみられるが、安倍氏の場合それどころではなく権術のため嘘を恬として恥じないダークトライアドなのは数多の実例から明らかで人柄は論外というべきだ。
だが枝野氏の人格的、性格的特性のみならず、知恵や言語能力の点にも代議士として随分問題があるというしかない。
自分としては安倍氏を一度も支持した事がないし最初から人柄の邪悪さを直感的に見抜いていたので最低未満の評価しかしてきていないのだが、枝野氏の方も落第点を連打する質の議員だ。
もし僕が立憲党首なら前回の参院選前、いやもっと早く前回の衆院選前に、前原誠司氏の失政と小池百合子東京都知事の陰謀でばらばらになった旧民主党員であるところの、旧自由党・国民民主党・立憲民主党を統合していた。しかも社民や共産とも最低でも選挙合意をとりつけ、社民とは連立を組んだろう。
且つ、安倍自民党からも離反者の自党員参加を公然と募り、公明党にも徹底的懐柔工作をはかって、国益を害する売国政策を行う安倍氏への有志離反の流れを、自公連立の内乱誘導でつくりあげたはずだ。
だが枝野氏は全く正反対、自党に加わらない他党排斥的な寡頭政治を目指した。勢力は当然伸びない。
僕は外からみていてなんてこいつは無能なんだとあきれ返ってきたが、普段から無能なのが明らかな人物に期待などかけてもひたすら裏切られる。ゲインロス効果で急場に何か例外的点数を挙げようが、常にダメなら殆どの時間を戦うレギュラーに入れられない。逆に万一偶然ミスしても普段が優なら仕方ない。
なぜ斯くも無能で国政の第一足枷といえる枝野氏が第二党の党首になってしまっているか、これは小池の乱で生じた偶然の為だった。間接的には「枝野立て」などほざき馬鹿と煙を高い所にのぼらせた政治勘なき暗愚なツイッター民のせいも大きい。彼は立憲寡頭政をめざし躍起だが、最大の国害になっている。
じゃあ国民民主の玉木雄一郎党首がどうかというと、こちらも僕のみるかぎり随分な小粒である。消費税は悪だみたいな実に安直な経済学的無知というか典型的迎合主義をさらすし(西洋諸国をみたらいい)、大体が求心力がない上に、西日本の原発推進派とつるむという致命的な汚点がある。ダメダメである。
玉木氏は枝野氏に比べれば人格的欠点がはっきりしているという事はないので、人柄としてはまだ信用できるのかもしれないが、まず学力水準が僕のみるかぎり国際規模でみて低すぎるし(無論、安倍氏は赤点未満なんだが)、そもそも政治センスも大局観もない。脱原発の障壁となるとか懐柔工作に弱すぎる。
この玉木氏がなぜ分裂後の旧民主党の党首になっているかだけど、これまた偶然だ。あの自民の狸知事に全権委任で頼るだけでもさすが女が何事も裏で実権握ってきた京都人の悪癖というか実に阿呆臭い最悪判断だったが、あからさまに手のひら返されボロ負けした前原失脚後、誰もなりたがらなかったから。
僕は明仁天皇ならびに宮内庁と記者クラブ系の都内マスコミ、東京地検に濡れ衣されてからの小沢一郎氏を注目もしてきたし、民衆側がどう扇動されるかも逐一睨んでいたが、今に至るまで愚民であればあるほど彼に汚名を着せ、確証バイアスで冤罪したままだ。これが日本国政を本格的に終わらせたと思う。
小沢氏はおよそ現国政界で最も公徳が高いうえに有能なのは絶対に疑う余地がないだろう。過去に何度も政権交代を果たしただけではなく、普段から適切な洞察を述べている。皇室はその有能者を高々、予定入れる時間の前後差など虚栄心のため潰したので国を大幅に貶めたわけで、因果応報というべきだろう。
僕がみるところ皇室はあと20年くらいで本格的に潰えると思う。しかしその直接的原因は、公のまつりごとより己の我意を優先し、最有能者へ濡れ衣を着せた某習近平会談への難癖事件である。内閣は国民代表なわけだがその依頼を罵って拒否したという事は、天皇が国民に馬乗りした事になる。主権の侵害だ。
天皇が主権を侵害したら国政は乱れる。その天皇が有能ならまだましだが、国力からいっても最早日本を一段も二段も上回り、更に伸びていく中国に、古代そこから渡来してきた血統たる優劣感から、単なる虚勢で国政を紊乱したのだから無能と不徳の極み。後に続いたのは皇室自身の治める国の破滅であった。
安倍氏は全人類がみても、最悪級の無能だと口々に述べるレベルなのだから(僕は現に途上国の人達からさえ、安倍氏みたいなトランプの犬の無能が首相なんて本当に笑えるなどと散々馬鹿にされてきた)、そんなのが7年も最高権力の座に居座って先進国がもつわけがない。だがそうさせたのは明仁氏だった。
今後の国政としては、小沢氏を例えば鳩山氏がつくった共和党首にし、旧民主党を統合したうえで全野党共闘、政権交代するくらいしか一縷の望みはない。が、玉木氏はまだしも枝野氏の方は頑固な寡頭政志向で、立憲党首の座を自ら譲ることはないだろう。立憲内クーデターしか国政を救う方途はないわけだ。
それで自分は菅直人氏のツイッターアカウントなどへ上述の意見をあげて、さっさと枝野おろしをやってくれと頼んでいるのだが遅々として進まない。立憲党員全員は保身が第一で、体当たりでクーデター起こしたら枝野氏から党籍抹消されてわが身が危ういのでやりたがらない。国が終わるのを指をくわえて待っている。
ほかに、茂木健一郎氏が枝野氏や鳩山氏とつきあいがあるので、上述のよう枝野氏による小沢氏への禅譲、或いは立憲・国民党の共和党への合流など頼む返信してるのだが音沙汰がない。多分みてないか無視してんだろう。だがそれしか救国の道なんてないのに。
お年寄りの皆さんが無能なのは確かである。
国政はそんなレベルなのでもう何も期待しない方がいいのかもしれない。でも小沢氏のよう真の勇者というべき人物が老公として頑張ってる以上、完全に見捨てるのも気が引ける。
それで僕としては茨城県政や北茨城市政の方が遥かに有能と思うし、国政次元では県域や水戸へ新政府樹立を構想している。
小沢氏は年齢上、20年後も国政で活躍されているということはないかもしれない。だがその頃、皇室も滅んでいる筈だ。その現場を僕は多分目撃できるだろう。明仁氏は軽い気持ちで宮内庁通じて小沢氏へ濡れ衣を着せ始めたのだろうが、結果からみたら天皇権力の乱用で国が滅亡する序章となったのだった。