2020年2月7日

にわか評論

宮台真司って人が芸術は心を傷つけるものとかいってたが、それはセンセーショナリズム狙った一部の過激な代物で、食べ物でいったら暴君ハバネロみたいなのだろ。ボナールのどこに傷ついたのか小一時間といつめたくもない。にわか乙。

 因みに茂木健一郎氏もクオリア日記の端々で類似趣旨のこといってたが、そっちの文脈は脳にとって想定外の表現が思い込みを覆しシナプス回路を作りかえる的理屈で少しは理科じみててまだ理解できるし、寧ろグリーンバーグ的前衛を補完する理論かと思う。
 しかし宮台説は芸術全体を一般化しすぎだな。
 前衛芸術なり、過激な表現は、芸術一般からみたら決して普遍的ではない。しかし美術用語の語彙が足りずに、宮台氏が「芸術」をファインアートなりアバンギャルドの分類に限って使ってる可能性もあるが、それなら舌足らずといわざるをえまい。中途半端に美術評論の専門家ぶるのは色々と宜しくない。