2019年6月11日

先生との敬称は心からの敬意を伴っていなければ唯の虚礼

なぜかは知らないけど、なんかで博士号もってる人を「先生」と呼ぶ慣習嫌い。その人が他の分野とか、倫理とかでは赤点レベルでも、普段から先生扱いするのはかなりおかしい。嫌味の意味で使うとしても、博士号もってない人を相対的に差別的に扱っている事になるし。普段は同列に扱えばいいと思う。同じ事は政治家とか建築士とかを先生といってる人にも感じた。まだはっきりと嫌悪感の原因が言い表せないが、恐らく何らかの非人道的要素がそこに含まれていると思う。「先生」は日本語では小ばかにする意味が含まれる場合があると漱石が書いてた気がするが、それとは違う文脈で身分差別の名残と思う。
 天賦人権論に反する観念が、学位、資格その他の地位に対する「先生」扱いなのではないか? もしその種の敬称が、第三者の目から見ても共感できるなら、相手を心から敬っている場合で、それは属性に対する上辺だけのものであってはならない筈だ。私もこの意味で先生と呼びたい人は、実際にいる。