鈴木雄介ブログ
2019年5月17日
目的さえない朝
無力な自分を時代が押し流し
やがて跡形もない夜がくる
大地震のなか見た景色
でもなにができる
魔法より手早く宇宙を切り刻み
手に余る自由を手に入れても
あなたの前に残る誰もいない街で
存在さえ消え失せ月燈籠が無を照らす
けどなにがいえる
存在さえ時の気のせい
早く立ち上がるのだ
存在さえ失われる前に
自分など見えなくなり
やがて目的さえない朝がきても
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