鈴木雄介ブログ
2019年3月31日
焦燥
あのとき君はなにを追いかけていたの
僕があとを追うと影法師さえ消え
気づくと難破船にのっていた
だれもいない船のなか
骸骨とねむり
ゆれつづける足もと
たいまつが尽きそうだ
あのとき君が追いかけていたのが幻で
きっと世紀の勘違いだったとて
僕の体は朽ちていく
だれもいないこの星で
おちてくる星辰が燃え尽きるまで
君に恋い焦がれ死んでいく
のがれえるすべさえなく
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