鈴木雄介ブログ
2018年8月21日
とわの美
どれほど言葉を尽くしても
私はあなたにまさる流麗さを知らない
このむなしい試みが失敗し
あなたの姿だけがのこる
だがそれで十分だ
私にどれほど才があっても
あなたをこえる美などありえない
死力を尽くしあらわしても
ひたすら私はうちひしがれる
私はあなたをあらわしたかった
とわにのこすに値する美は
あなたをおいて他にないから
だからこの詩のなかにうめこんだ
あなたを人に想像させる
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