鈴木雄介ブログ
2018年7月4日
僕の中にある何か
僕が小さな水溜りをみていたら、そこに
梅雨
(
つゆ
)
の雨が降り出した。やがて水溜りは大きくなり、
磐城
(
いわき
)
高校の美術部の前を一面、プールの様に水浸しにしていった。この水溜りはどれだけ大きくなるのだろう。水溜りは徐々に全てを覆いだした。美術部の脇の金網から少し見えるいわきの町を大きな濁流が飲み込みだした。僕がみていた物は、しぬほど膨らんでいく。この水溜りに降る雨が、僕の中にある何かなのだ。
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