鈴木雄介ブログ
2013年7月1日
家庭
実質は覆いかくされ
なかみのない雲が流れていく
ゆだねられた絵は
じっと未来をまっている
だれかの死にもかかわらず
なかみのない自然は続いていく
たずねられた時は
しずかにいちばをみつめている
ひとびとはどこまでもいきていこうと
はるかに巨大な宇宙のかたすみに
ちいさなちいさないおりを編んだ
まるでそれが永遠につづくかの様に
まるでここが守られた聖域かの様に
ちいさなちいさな家庭を築こうとした
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