鈴木雄介ブログ
2013年1月28日
橋
橋はまちなかにあった。いつの時代にできたのか、あまりしるひとはいない。でも、とてもその場に似あっていた。月がでてきて、橋の上にかかった。
橋はゆっくりと時代をへながら、次々すぎゆく命のいとなみをながめていた。
ある日、大雨があった。橋は濁流をたえて、次の朝、いつもどおり近所の通勤者をささえた。通勤者は橋に感謝し、その上におちていたペットボトルのごみを駅までもっていき、すててくれた。
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