鈴木雄介ブログ
2011年1月23日
恋文
置き手紙にはこう書いてありました。
「私はあなたが好きでした。けど、貴女はお嫁に行ってしまった。もうお会いすることもできそうにありません。今では、私には想い出だけが残されています。小さな泉がいつまでも尽きない様、あの時に渡された手紙はてのひらの上で何もかも取り返しがつかないと教えています。もし貴女がおもいだしてくれるなら」
その手紙は心の中に置いてありました。そっと取り出すと、ぽろぽろと灰になって燃え尽きてしまいました。
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