2010年8月5日

漁業愚民政策の失態

漁業全体の福祉国家式の保護政策はみな過ち。それらはどれも運に左右され「出来高」を確実に達しきれない漁の特質を見逃した愚説にすぎない。農耕と魚漁とでは努力と成果の比例度がまったく異なることは、勤勉な農民気質と射幸的な漁民気質で既に理解できる。

つまり全体主義政策で全員が負担した税金を大量に漁業民へ費やした結果、海洋の荒れ方のため収穫量が皆無の場合はそれらの投資は全て無益なばかりか漁民らの放蕩生活へ蕩尽されるに終わる。
常識からいっても漁民気質というものは普段から乱暴で荒々しいばかりか、もとから骨々とした勉強を好まず、わずかな気候の変動でも転業が激しい不安定な職業体質へ適応している。こういう人種へ無駄金を渡すとろくなことにならない。

 最も賢明な政府は「必須栄養価十分量」を常時定価で買い上げる事、つまり漁業協同組合へ最低限度の業務自体を廃止しない程に安定供給用の定額を確保しておく事のみへその保守政策を留めるだろう。それならば漁民独特の生活体験への干渉で彼らの怠惰を煽るおそれはない。