鈴木雄介ブログ
2007年12月28日
栖
世界は自体として何ら不自由なく動き回る。人間はその一部分として自らの社会を築き上げる積りらしい。全く、大変な話だ。彼等は誰も世界が回る理由を知らないとして、如何して事態を静観出来ると云うのだ。世界には知られ得ない側面が多過ぎて、人間の絶望に寄与するところ多大である。沢山の人類が文明を築き頓ては去る已。果たして、何処を彷徨うに為てあれ、人間は又宇宙の塵芥に変わらぬ。人生は夢枕の様で果ない。尚且つどんな夢を重ねんと為るか。散り往く草葉に隠れて仕舞うが良いのに。我々には求む可如何なる栖も拙い。
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