2007年12月26日

明治大学生の応援団員自殺遁走事件

明治大学の応援団にて後輩虐待で自殺誘発の事件あり。

 日本人的組織は旧来縦繋りしか存在せず、如何なる悪業粛正も下からの批判は犠牲を伴わねば不可能の陋習あり。
 日本人には組織直接の上下を飛び越え重鎮直訴しうる匿名投書可能な目安箱が常々必要で、且つその上告情報に基づく調査裁判を飽くまで精密に行う信賞必罰の原則は必定なり。

 今回の隠惨たる事件は端緒が現れた時点で飛び火の恐れもありしか大学側の捜査手抜かりがあり、暗鬱たる悲劇を遁走暴露の醜態に誘う。隠蔽体質あり。孔子曰く過てば則ち改むるに憚ること勿かれと。錯誤は修正せぬ限り悪評を振り撒き続ける。
 上は天皇家から下は宿無し迄、日本型組織において縦繋りの弊害は通底する。和を以て尊しの小心空気に偏重し、人権の一義をなおざりにした悪果なり。