鈴木雄介ブログ
2007年10月8日
教養と哲学の違い
哲学は極めて個人的な疑問を解く鍵となる行いであり、単なる教養学ではない。
教養学者は哲学者とは成り得ず、またおのずからその言説は異なる。真に歴史的参照に値するのは独創的な哲学者のみ。当代一流の教養はせめてもの対話に役立つだけだ。教養自体には史実上の価値はない、というのはあらゆる史脈は可変だから。
哲学者だけが教養の総合を個人的に果たして学識体系を築きうる。その結果がある学園思想の潮流を形成する。
哲学者の道徳は仲間の教養の方向づけ、のりをおおよそ決する。
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