2007年3月11日

建築論

用途空間は極限まで合理化して小型に。家事場は、複合化という例外を除いても小型にされることがあっても巨大にはならない。生活空間はゆとりを目的に。こういう部屋割りの原則を採用する場合、その住宅が消耗しづらくなる、ということへ意識的でなければならない。継続して使用されるべき立地、様式の建造物は極めて希な事を思えば、部屋割りの原則を厳格に利用すべき場合はむしろ少ない。応用には理由が要るだろう。住宅を神殿的模範に近づける必要がある、特権的計画にしか理想の部屋割りはするに能わない。