鈴木雄介ブログ
2006年12月19日
見識
人間の見識はどれほど高くても決して高すぎない。浮世に属する実存を有する限り、人間は永劫に成熟していく。中庸性は尚も、その極まり方次第で愚物を遥かに導く。学問の競合は彼らの種内生存力を文明度へ誘導する。蓋し、君はゆとりこそがあらゆる理由から鑑みても、彼らの文明度を養育するのを観る。社会集団は同胞感情を用いて、学習された情報の共有によって互いに競うのである。それを人類の生存のための競戯と名づけてよい。彼らは権益という餌の為に鎬を削り、やがては普遍的組織へと至る。
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