人間社会へ上中下の無限差異を生じて機構の効率を計る知能の意義を悟れば、その知徳技、つまり真善美に及ぶ精鋭養育が又、人類時代の究極目的となることも自然なる已。
文化の粋はあらゆる社会体制の結果に他ならず。経済是一個の豊富化便利なる哉。乃ち、社会一般文明の有閑余裕の増幅は彼らのもたらす功徳である。その無意識内需は文化人種へ貢ぐ関節の奉仕。
逆説、必然文化人種の個人利益へ淡白なる原因を諭せば、最上等知能実証として地位・金利・名誉を積極自棄する。
なぜかなら彼らの人類支配を合理化する為。地位は政治、金利は経済、名誉は学術の特性であると。三等の区別は、もっとも単純化すればこの職能的威力に由来するのでないか。