鈴木雄介ブログ
2006年8月18日
建築論
快適環境を最も合理的に築くという風土的内容での自然空間とは別に、建築における普遍性の追究の意義次元は存在するのだ。我々は名匠達の跡を辿らねばならない。
普遍空間はかねてから建築の地球的目的であったし、これからも文明が人間による限り、当為たる理念であり続けるだろう。
同時代における最高の普遍空間を追求することこそ、巨匠の役目か。そしてあらゆる棟梁にとっての模範たる現物を築きあげるべし。それは単なる肉体的快適性を超えた、精神の創作物としての建設を意味している。
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