鈴木雄介ブログ
2006年2月24日
生命
小さな子どもの頃、人を取り巻く神秘の世界は無限の闇の奥の恐怖と環境に対する圧倒的無力とを気づかせ、しばし親や兄弟或いはそれに類する人や事物への依存心を以て夢中にあった。
神話的な論理ではあるが、人類という生き物自体の成長もこれに似ている。無力は知能の発達によって開明される。
はっきりとした意識が芽生えるに従って自然は命あるものの悲惨に対する自由を恵み与えるのであり、人間は霊長類として唯我独尊の境涯に至って、命自体の役割を乗り越えられる様になる。
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