鈴木雄介ブログ
2006年2月4日
趣味主義
君の学問や芸術が如何に同時代を先駆けて前衛的で、しかも文明的であるか同時代に問い掛けるのは諦めなければならない。でなければ君は現世の抵当、大凡は肉欲の必要以上の充実とか、俗物からの賞賛といった取るに足らぬ賞品と引き換えに、未来永劫に繋がる掛け替えない威信を棄てるものである。
ならば、芸術家や学者はどうして生き延びるべきか懐疑するだろう。それには趣味と見做せと忠告する。趣味主義を信条の基調に置けば凡俗を等閑し、偉聖と祝杯を挙げられるから。
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