鈴木雄介ブログ
2005年12月10日
自己存在
人類が発展と名付けるものは試行錯誤の省略を集積したものだ。量そのものとは別に、経験より他人に、他人より歴史に学ぶほど成功の質は高くなる。だから我々の文明は無数の人間が失敗を繰り返した結果と言うのは過言でない。或いはその全体が否応無しに流れる方向だけが普遍的な善なのだ。生命が人類の形で表されるとき善悪の基準が発生するので、自己目的化した生存幸福を量的質的に追求するのが精神活動の使命である。理想社会を築く主体という意味で人間は創造者たり得る。
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